クリップチューナー奮闘記

絶対音感が「やっぱり」なかったことに気がついた私が、三木山演奏前に購入したクリップ式チューナー。
2009年2月に見に行ったフォルクローレ（吹田フォルクローレフェスタ）で、殆どの弦楽器奏者がクリップチューナーっを使っているのを見て、時代が変わったんだなあと思ってましたが、いざ自分自身が演奏しだすと、使っている楽器の調弦もままならない・・・もうチューナーに頼らなければならないのか？悩みに悩んだ末、ついに購入、となったわけですが、


三木山演奏の翌日、壊してしまいました！


機械ではなく、クリップとチューナー本体をつないでいるアーム部品が、折れてしまったのです。ヘッドにチューナーをつけたままソフトケースからギターを無理やりだそうとして、チューナーがソフトケースに引っかかったのが原因。横着な自分が引き起こした失敗。この手の失敗は幾度のなく続けております。

で、機械そのものは壊れていないので、買い直すのももったいない。はてまた店かメーカーに御アームだけを取り寄せるとなれば、おそらく買い直したほうが安上がりだろう。だいいち本体は機能するわけで、厄介なのは弦をはじきながらチューナー本体を楽器に接触させることを片手でやるのは難しいわけでましてや本番演奏中（曲と曲の合間）にできるわけがない。なんとかクリップと本体をつなげられないものか？

接着剤でひっつけるのは多分無理だろうから、強制的にねじで固定？いやそんなことができる大きさではない。第一折れた関節にあたる丸い部分の片方は、クリップ側に残っていて取り出せないので、折れたアームは使わないほうがよさそうです。

そこで、書類用のクリップはつかえないか？
やってみました。本体側の関節受け部を、用意した書類クリップの「閉じたときにできる三角形の隙間」につっこみ、反対側で、チューナーのクリップを挟む。


こんな感じ

本体側の締め付けがゆるいですが、落ちることはない。関節受け部にセロテープを巻きさらに滑りにくくしました。

で、ギターに装着。



お、使えそうだ。
但し、書類クリップは年月がたつとゆるんでくるはずなので、定期的に取り換えが必要です。解体すれば問題ないのですが、組みたてたまま持ち運びする場合は、缶など変形しない容器に入れないとだめです。どうやら、使わないときは解体しておくほうがよいようです。でもいちいち組み立てるのも面倒・・・